この前読んだ「買い物する脳」で、「平均的な日本人が一生涯で目にするTVCMの合計時間は毎日8時間のコマーシャルを8年間見続けるのに等しい」という一節がありました。

まぢで?そんなに見てんの?とちょっと怖くなったので、日曜日の昼下がりだし、ちょっと試算というか自分でも確かめてみた。

(1)テレビ視聴時間
●一日の平均テレビ視聴時間=約4時間(全年代平均)
●一日4時間×365日=1,460時間(年)
●人生でテレビを見る期間=70年と試算
●一年1,460時間×70年=102,200時間

∴ 一生涯におけるテレビ視聴時間は102,200時間である

※参考情報
NHK「2005年 国民生活時間調査報告書」(PDF)

(2)テレビ視聴時間のうち、コマーシャルが占める割合
●テレビ番組中のCM比率=18%以下(ここでは仮に15%と試算してみる)
●生涯のテレビ視聴時間102,200時間×15%=15,330時間

∴ 一生涯におけるテレビCM視聴時間は15,330時間である

※参考情報
日本民間放送連盟 放送基準 第18章 148項
(週間のコマーシャルの総量は、総放送時間の18%以内とする。)

(3)一生涯の中でテレビCMを見ている割合
●平均睡眠時間を7時間として一日の活動時間は24時間-7時間=17時間
●その全てをテレビCMの視聴に当てたとして・・・
●一生涯におけるテレビCM視聴時間15,330時間/17時間=901.76日

∴ 901.76日/365日=人生のうち、テレビCMを見ている時間は約2.5年である

(4)結論
私たちの生涯のうち、実に2.5年分もの時間がテレビCMを見ることで費やされている。これは実に生涯の約3%分にも達する。すごいことだ。。

ちなみに、書籍「買い物する脳」では一日8時間テレビCMを見続けたとして・・・という試算をしているので、数値上は約2倍の5年になる。これにテレビ番組中のコマーシャル比率を上限の18%まで引き上げれば約6.3年とほぼ書籍にあった数値に近くなる。

もちろん、メディアの多様化・分散化(テレビ視聴時間の減少)、HDプレーヤーの普及(CM飛ばし)、視聴スタイルの変化(マルチスクリーン)など様々な事情や変化がありますから、たぶん(というか絶対)こんなには見てないんだけど、改めて試算してみると物理的には相当な時間になるもんだ。恐ろしい。

このすごい影響力がいままでの社会や政治や経済に係る情報や世相を良い意味でも悪い意味でも形成・循環させて来ていたわけで、それが大転換しようとしているものすごい時代に僕たちは生きてるわけです(無論しばらく続くでしょうが)。


<番外編:一生涯のうち、何本のテレビCMを視聴しているんだろう>

●テレビCMの単位を15秒として試算
●一時間当たりに物理的に視聴可能なテレビCM本数=60分×4(1分に4本見れる)=240本
●生涯のテレビCM視聴時間15,330時間×240本=3,679,200本
●人生80年×365日=29,200日
●一日当たりCM視聴本数=3,679,200本/29,200日=126本

∴ 僕たちは、一日に平均126本ものCMを見ている

すげえな。

ということで(?)、みなさん、テレビCMは決して悪いものではありませんが、人生の中での時間管理を考えながら楽しみましょう(と意味もなく各方面にフォローめいたことをしてみる)。

コメント

  • 家にテレビがもう10年以上ないので、随分、時間を得したんだなぁと思いつつ。ネットの無料動画にCMがあって、少しずつ侵食されてきているのだなぁとも。テレビもない、ネットもない、無人島にでもいかないとならないのでしょうかね・・・

    2009年1月19日11:50 | 石川

  • >石川さま
    コメントありがとうございます(お礼が送れてすみません)。イケダの友人にも、家にテレビが無い輩がいますが、全く不自由だと感じていないようです(夫婦ともども)。まぁテレビやネットを無料で利用できるのも広告収入があってこそなので、少しは見てあげないと。無人島にまで行かなくても・・・(笑)。

    2009年1月26日23:21 | イケダノリユキ

  • 民放の受信料は年4万円

    NHKの受信料は年1万5000円。スカパー!の視聴料金はよくばりパックで年6万円。民放の受信料は無料、に見える。しかし実際には広告料という

    2009年9月28日22:51 | 痛いテレビ

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